メール講座【第9回】
ラーニング・ラボ/自習力養成講座、講師の関口です。
前回、教材の詳細ページにて「自習力を身につけることでテストの点や成績を上げた方」の例を掲載していることをご紹介しました。
ただ、これまでに寄せられた教材に関する質問や感想の中で一番多かったのは、ある保護者さまから頂いたメールに対するものでした。
「親として、なかなか相談出来る人のいない難しい子なので、全ての決断が重い決断でしたが、色々な勉強方法がある中で、こちらでお世話になって良かったと思っております。■■■にとって、数少ない安心出来る場所でした」
このメールに対して、以下のようなコメントを下さった方がいらっしゃいます。とても印象的だったのでご紹介いたします。
「このご兄弟にとって、そしてお母様にとって、先生のような安心して相談出来る人に出会えて、本当に幸せだったんだなと伝わってきました」
「私も親として子どもに安心出来る場所をつくってあげたいと思いました」
「お友達のお母さんたちから色々な話を聞きますが、自分の子どもにはなかなかはまらないことも多く、誰に相談していいかわからない状態でした。ぜひとも先生方にお話を聞いて頂きたくなりました」
これらのコメントを頂いて、僕らは本当にうれしく思います。
勉強のやり方など、スキルやテクニック的な部分というよりも、「安心出来る場所」という部分に注目される方がたくさんいらっしゃったこと。
素直に胸が熱くなりました。
読み飛ばしていた方は、ぜひ再度ご覧になってみてください。
【教材詳細ページ】
このご家庭は、先にお姉さんが入塾され、あとから弟さんも入塾されました。お姉さんの方は、中学2年生から高校3年生、大学入学まで通ってきてくれました。
詳細はプライベートなことなので控えますが、確かに、一筋縄ではいかない「難しい子」でした。
とはいえ、こうしてそれぞれが自分の道を切り開き、そして、そのお手伝いができたのであれば、講師としてこれ以上の喜びはありません。
もちろん、こうした良い話ばかりではありません。
良い所ばかりを言うのは嫌なので、正直に話します。
僕たちも人間ですから、正直「合わない」方もいらっしゃいます。
子どもとはうまくやれているのに、親御さんとなかなかうまくいかない。逆に、親御さんとはうまく連携できているのに、生徒本人にはなかなか伝わらない。
そういった例はいくらでもあります。
僕たちは神様ではありません。
魔法使いでもありません。
だから、自分たちの考え方、指導法が万人受けするとは思っていません。
もちろん、どんな方であっても何とか良い方向に持っていくため、持てる知識、技術、経験をフルに使って向き合います。
しかし、
正直、それでもどうにもならないことがある。
そういう方がいるのも事実です。
そんな中で、こうして親子とも、しかも、姉弟2人とも、それぞれ満足できる状態を作れたのは、僕らとしても本当に幸せな経験です。
しかも、この兄弟、実は教科の勉強は、ほとんど一緒にやっていません。
テスト前などや自習に来た時に、質問に答える程度。
では、日々の授業時間で、何をやっていたのかと言えば・・・
読解・作文やディスカッションなど言葉の力を磨くことのみ。メインは作文の授業を受講していました。
神奈川県外の方はご存じないかもしれませんが、弟さんが進学した県立希望ヶ丘高校は、明治時代創立の旧制中学が前身の伝統校。県内でも有数の進学校として知られている高校です。
授業では、教科の勉強をほぼしていないにも関わらず、教科の成績でもしっかりと結果を出し、かつ、入試の面接でも堂々と自信を持って、発言できるようになったということです。
僕はこのメールを頂戴した時に、
「あぁ~、やっぱりね。やっぱりこれでよかったんだ」
と、何だか答え合わせができたような気がしました。
どういうことかと言えば、しっかりとした方法で勉強していくと、「自信がつく」ということです。
しっかりとした方法で勉強していくと、しっかりと成果が積み重ねられるので、「自」分を「信」じられるようになります。
「僕って、けっこうやれるんじゃん!」
「やった!私、これもできるようになった!」
「自尊感情が高まる」と言い換えても良いかもしれません。
実は、これも正しく勉強することで得られる、重要な成果です。
「勉強やりなさい」
「宿題やりなさい」
「何でこんな点数・成績!」
と、言われ続ける勉強で、自分を高く評価できるでしょうか?
間違ったやり方が勉強を続け、
「勉強しているのにテストの点が上がらない」
「塾に行ってるのに成績が上がらない」
という状態が続いていて、
「自分はできない人間」
と自己評価してしまったらどうでしょうか?
これこそ最大の損失です。
だって、勉強しているのに、何かを得るどころか失っているのですから。
勉強すれば成長するはずです。自分を磨き・高めるのが勉強のはずです。
それなのに、自分を否定し、過小評価することになるなら、その勉強にどんな意味があるのでしょうか?
実は、これも、テストや成績などの数字にはなかなか現れてこない、でも、重要なこと。自習力養成講座では、もちろんこれらのことを最重視しています。
公式教材でも、当然、触れています。
教材詳細ページにも書きましたが、もしかしたら、このことこそが、
「ふだんの勉強で本当に身につけるべきことだ」
と、言っても過言ではないでしょう。
何となく自信が持てない子
根拠もなく自分を否定しがちな子
やる前からマイナスなイメージが強い子
こういった「自信がない」子や人はとても多いです。
あなたのお子様はそんなことないですか?
別に、みんながみんな積極的、前に出る人になる必要はありません。ただし、自分を安易に否定したり、過小評価してしまうのは、単に「性格」だから、といって終わらせてはいけない話です。
入試の面接、入社試験、ビジネスでのプレゼン、さまざまな場面で堂々と自分自身を語ることが求められます。
もちろん、性格面や得手不得手ということもあります。
でも、ここぞという勝負どころで自分を信じて前に進めないと、やはり自分が望む理想的な未来はつかみとれないでしょう。自信がないと、自分を信じられないと、多くのチャンスを掴みそこねてしまう可能性が高くなるかもしれません。
せっかく勉強して可能性を広げようとしているのに、実は、それが可能性を狭めることになっていたとしたら・・・
もう、それは悲劇です。
単に、目の前のテストの点や成績ばかりに目が向いているだけの「先生」では、このことには気づけないかもしれません。
だから、気づいている僕たちは、そうならないように、多くの人が正しいと思わされてやっている勉強でお子さんの未来が奪われないようにしたい・・・
そう思って日々努めています。
あなたも、あなたのお子様も、可能性を広げるはずの勉強で、可能性を狭めないようにしていきましょう。
そのためにも、勉強のやり方、勉強に対する向き合い方をぜひとも見直してみてください。
では、今回も最後に動画をひとつお届けします。
是非ご覧ください。
感想も忘れずに送ってくださいね。
次回は、このメール講座の最終回となります。
これまでお話ししてきたこと-「自習力」の価値を知り、「自習力」の身につけ方を知ったあなたが、いよいよ「自習力」を身につけるべく行動する番です。
最後にそっとその背中を押せるようなお話しができればと思います。
また、動画もひとつプレゼントします。
これまでお届けしてきた6つの「自習力UP解説動画」とは、ちょっと違った形で「自習力」について語った動画です。「自習力養成講座」の「基礎編」と位置付けているものです。これまでのメール講座の内容、教材と合わせてご覧頂くと、さらに理解が深まると思います。
今回の感想を送って下さった方には、すぐにお届けしますので、忘れずにチェックしてください!
では、今回の動画です。
前々回からお届けしてきた、かなりラフなオフレコトークの最終回です。
トークだけですので、画像は見なくて大丈夫です。
家事の合間、家事をしながら聞き流して頂ければ幸いです。
プレゼント動画
塾講師のオフレコトーク(その3)
塾講師の二人がオフの日に何となくしていた会話。
居合わせた知人が「これは小中高生の親御さんに聞かせたい」とカメラを回し始めて撮ってくれた映像です。
完全に仕事モードではないので、脈絡なくダラダラと話している所もあります。 ちょっと偉そうに座ってるし。 そのあたりはご容赦ください。
でも、リラックスしているからこそ、本音がポロリ。 お子様の教育について考える上で、参考にして頂ける内容を話していると思います。
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短くて構いません。一言でも構いません。ぜひ感想をお聞かせください。
自習力UPマニュアル
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読解力・論理的思考力を鍛える作文・小論文(意見文)の書き方をテーマとした本(電子書籍)を出版しています。
ご興味、ご関心がございましたら、ぜひこちらのページをチェックしてみてください。
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