【「自習力UPマニュアル」解説動画4の視聴ページ】
メール講座【第4回】
今回もきちんとメールを読み、感想も提出してくださり、ありがとうございます。
本当にありがとうございます。
そして、
本当に素晴らしいと思います。
これまでメルマガを使った講座を何度もやってきましたが、経験上、多くの人は1~2回で脱落していきます。
4回目まできちんと、メールを読み続け、感想を送る人は、意外と少ないのです。自分から参加登録をしているにも関わらず、です。
3日も経つと、どんどんと行動しなくなるのが人間です。
いわゆる「3日坊主」ってやつですね。
だから、それを乗り越え、ここまでお読みくださっているあなたは本当に素晴らしいのです。
しっかりと確かな情報を得たい、きちんと勉強したい、我が子に役立つ方法を真剣に探している。
きっとそういう高い意識があるから、あなたは「3日坊主」なんかに負けないのだと思います。
そんなあなたに、今回はもう一歩お話しを進めて、
「勉強してるのに成績が上がらない」
「塾に行ってるのに点数が上がらない」
という問題の原因と対策について、お伝えしていきたいと思います。
今回も「自習力UPマニュアル」の解説動画(解説動画4)をお届けします。
ぜひメールを最後までお読み頂いた上で、解説動画もご覧ください。
さて、前回までのメールで、
■自習力養成講座と講師の紹介
■「勉強方法」と「自習力」の重要性
についてお話してきました。
そもそも本講座にご参加頂く前から、
「勉強の『やり方』が大事だ」
というお考えを、お持ちだったのではないでしょうか?
実際、私たちの塾に来られる方でも、
「勉強のやり方がわかりません」
という方が非常に多いです。
「やり方が大事」
ということは、多くの人が理解しているのです。
だからこそ、塾などに通って、「やり方」を教えてもらおうとしているのだと思います。
なのに、なぜ上手くいかないのでしょうか?
実際に、私自身も、「やり方」を教えているのに、なかなか成果が出ない生徒を何人も見てきました。
塾に行ったのに、高いお金を払って授業を受けてるのに、それでも結果が出ないと、どうなってしまうでしょうか?
塾に言われるまま追加授業を受けたり、塾をコロコロ変えたり、最終的に勉強をあきらめてしまったり・・・きっと、こういったことになってしまうのでしょう。
ですから、もし、あなたが、あなたのお子様が「塾に通っているのに何か成果がいまいち出ていない」という状態ならば、そうなる前に原因を知り、正しい対処をして頂きたいのです。
話を戻します。
なぜ「やり方」を教えてもらいに塾に行ってるのに、結果が出ないのか?
その問題には、大きく2つの原因があります。
一つ目は、何度かお伝えしていますが、「そもそも塾や講師に指導力がない」ということです。
一般的な塾の授業は、各教科の問題の解き方を教えるものばかりです。
問題集などに沿って、問題を解く練習や解答・解説を行っていくので、それ以外の指導はされない塾がたくさんあります。
「そもそも教えていない」
と言った方が良いかもしれませんね。
さらに、
文系・理系、または各教科の専門の先生が解き方を教えます。
だから、問題さえ解けてしまえば、特に教育の専門家でなくても、学生でも先生になれてしまいます。
事実、学生の講師がいなければ成り立たないシステムを取る塾も多いのです。
あるいは、社員の講師であっても、他業種からの転職組が多いのも、塾業界の特徴の一つでもあります。
残念ながら、そういった先生がたくさんいるのが塾業界です。
そういった先生では、教科の問題の解き方以外の面は、十分に指導できない場合もあります。
「指導力が低く教えられない」
ということですね。
二つ目は、「考え方が間違っている」というものです。
実は、これが一番多いのかもしれません。
正しいやり方というのは、正しい考え方から生まれます。
だから、やり方は教えてもらっていても、「考え方」が正しくないと、間違ったやり方で勉強してしまうということです。
先生が間違った考え方の場合もあります。
間違った考え方による、間違ったやり方を教えられると、当然のように「勉強しているのに成果が出ない」という状態になってしまいます。
間違ったやり方を続けていると、考え方自体も間違ったものになるので、あとから正しいやり方を教えても、すぐに実践できない人もいます。
少し分かりにくいかもしれないので、もう少し具体的なお話をしましょう。
例えば、よくある例ですが、成績の良い人の勉強を真似するということがあります。
その成績の良い子が「1日5時間・1教科10ページ以上」勉強しているとします。
これを自分も真似して実践できるでしょうか?
当然、「やれる!」という人もいるでしょう。
でも、あまり勉強が得意ではない人、好きではない人はどうでしょうか?
毎日5時間ですよ!?
けっこう高めのハードルだと思います。
この場合、「1日5時間」とか「10ページ」というやり方に問題があるわけではありません。
成績が良い子は、この方法で成績が取れているから、それを続けているはずです。
その子の「考え方」があり、その子に適した「やり方」だからこそ、実際に結果が出てくるのです。
でも、勉強に対する向き合い方、考え方が違う子が「形だけ真似」をしても、結果が出ない可能性があります。
テスト前後など、気持ちが盛り上がっている時なら、「よし!がんばろう!」と思えるかもしれません。テスト勉強し始めた初日なら5時間くらいは頑張れるかもしれません。
しかし、きっと、すぐに息が上がって続かなくなってしまうでしょう。
いわゆる「3日坊主」になってしまうのです。
「3日坊主」と聞くと、「やる気がない!」などと言う人もいます。
でも、
実は、これは本人の「やる気」がある・ないの問題ではありません。
考え方が違うために、自分に合わないやり方をしているからこそ、起こってしまうことなのです。
合わない方法だからこそ、なかなかうまくいかない。
だから、やる気もなくなるし、すぐにやめてしまう。
・・・というわけです。
よく勉強の話になると、「やる気」の問題が出てきます。
もちろん「やる気」というのは、とても大事な話題です。「やる気」さえあればすべてうまくいく、というような言い方をする人さえいる位です。
しかし、間違ったやり方をしているから「やる気」になれない、ということもあり得ます。
ニワトリが先かタマゴが先か、ではありませんが、
「やる気があるから行動できる」
「上手くできるからやる気になる」
どちらもあり得ることです。
勉強のやり方が良いと、当然、結果も出てきます。
すると、やる気も出てきます。
逆に、やり方が悪いと、もともとあったやる気さえ失う危険性があるのです。
ただし、そのやり方は、表面上の形だけをなぞってもあまり意味がありません。
「正しいやり方」には、「正しい考え方」があります。
正しい考え方から生まれたやり方こそが、本当に意味のある正しいやり方なのです。
さらに、こんな例はどうでしょうか?
よくある宿題です。
英単語や漢字などの暗記の宿題で、例えば、10個書いてくるとか、1行書けるだけ書いてくるとか、そういった種類の宿題。
昔からよくある宿題ですが、今でもよく見かけます。
何の疑いもなく、めんどくさいけど宿題だから、といって素直にやっている場合が多いのではないでしょうか。
でも、実は、この宿題こそ、正しくない考え方によって生まれた正しくないやり方なのです。
「え?そうなの?」
と驚いていますか?
「たしかに!」
と共感して頂けますか?
どちらのリアクションだったにせよ、このよくある宿題にどんな問題があるか、具体的に考えておきたいと思います。
例えば、あなたは、漢字や英単語を覚えるとき「5回書いたら覚えられる」人だとします。
そのときに、
「10回ずつ書いてきなさい!」
という宿題が出たとしたら、どうでしょうか?
単純に6回目以降の練習って、ムダになりませんか?
5回書いて1つ覚えたら、次の5回分の作業では、別のものが覚えられるのです。
ということは、全部5回ずつの練習で済ませれば、半分の時間とエネルギーで全部覚えることができたはずです。
5回で覚えられたからといって、10回書かなかったとします。
そうすると、「10回ずつ書く」という宿題はちゃんと出来てないのですから、当然、評価は低くなります。
これってやっぱり何だか変じゃないですか?
逆に、10回では覚えられない、という場合もあるでしょう。
例えば、12回書かないと覚えられない、という人がいたとします。
その人にとっては、10回書くという宿題では2回分練習量が足りません。
それでも、素直な子どもは、宿題で10回と言われば10回で終わりにしてしまうはずです。わざわざ自分から宿題を増やすなんて奇特は子、ほとんどいませんから。
そうなると、宿題を素直に、真面目に、先生に言われた通りにやっているのに、肝心の「知識を覚える」ことには、失敗することになってしまいます。
あとたった2回で覚えられるのに、宿題をやることで、逆に覚えられなくなるのです。宿題はやっていて評価も高いけど、実際に必要な知識は覚えていない、という意味の分からない状態になってしまうのです。
これって、やっぱり、とてもおかしいですよね?
10回ずつ書くことが目的なのか、新しい知識を覚えることが目的なのか、よく分からない宿題。
それでも、素直な子どもたちは、10回ずつ書かなければ評価されないのですから、「10回ずつ書くことが正しい」と無意識に思い込まされてしまいます。
新しい用語を覚えるという目的は達成しているのに、宿題提出としての評価は低い状態。
宿題提出としての評価は高いけど、肝心の知識は覚えられていない状態。
はたして、どっちが良いのでしょうか?
どちらも悲劇です。
冷静に考えれば、知識を覚えるのが目的で、宿題は覚えるための手段です。
10回書いてくる宿題はやったけど、覚えられていないというのは、まさに目的と手段が逆になっています。あるいは、手段が目的になってしまっているということです。
これは一例ですが、同じように、手段が目的になっていることが教育界では、実にたくさんあります。
それは、「正しくない考え方」が原因となって起こることです。あるいは、考えることをやめた=思考停止状態だから起こってしまうと言っても良いでしょう。
正しくない考え方によって生まれた、正しくないやり方が定着してしまうと、当然、結果は出てきません。
たとえ、まちがったやり方だったとしても、
「勉強はしている」
「努力はしている」
わけです。
だから、
成果が出ない状態が続けば、
「自分には才能がないのか」
「何をやっても上手くいかない」
「もうやるの嫌だな…」
と自己否定してしまうかもしれません。
実は、こうした、まちがったやり方が習慣化して、無意識にまちがった方法で勉強している人が多いのです。
そればかりか、無意識に「自分は勉強ができない」、「自分には勉強の才能がないのだ」と思い込んでしまっている人が多いのです。
あなたのお子様は大丈夫ですか?
すでにそんな兆候があれば、早めの対策が必要です。
良くない行動を続け、良くない習慣が身につくと、当然、良くない結果が出てきます。
しかし、逆に、
良い行動を続け、良い習慣が身につくと、当然、良い結果が出てきます。
習慣というのは、無意識レベルでの行動です。
無意識にキャッチするもの、無意識に取れる行動が良いものになるわけですから、当然、その後の結果も良いものになります。
ということは、これまでと同じように授業を受けても、得られるものが全く違うということです。
例えば、こんな状態になります。
■授業時間中に覚えられるものが増える
■復習時間が足りない状態にならない
■テスト前に慌てなくてよくなる
そうなれば、お父さん、お母さんも
「勉強しなさい!」
「宿題やりなさい!」
「なんでこんな点数なの?」
などと言う必要がなくなるはずです。
では、どうやれば良い習慣を身につけることができるのか?
ポイントは2つあります。
良い習慣を身につけるためには、良い考え方が必要です。
今回、くり返しお話してきた通りです。
考え方を変えることを、「パラダイムシフト」などと呼びますが、「パラダイムシフト」を起こす要因は、大きく2つあります。
1.インパクト大の出来事にあう
2.コツコツ行動を積み重ねる
です。
「1」に関しては、例えば、良い例ではないかもしれませんが、大きな災害などの事件に遭遇するなどの事が当てはまります。
東日本大震災などに被災して、その後、家族との生活を優先し、仕事を変えた人を知っています。あるいは、自衛隊やレスキュー隊の方に直接支援を受けたことをきっかけに、人命救助、災害支援などを志した人がたくさんいます。
これらは、人生を一変させる程の、インパクト大の衝撃を受けたことで考え方が大きく変わった例です。
ただし、そういった衝撃的な出来事は、そう頻繁に起こるものではありません。
地球規模で見れば起こっていたとしても、自分がその出来事に遭遇する確率はそれほど大きくありません。
ですから、
そうした劇的な出来事がない場合は、毎日、コツコツと小さな衝撃を自分に与え続けることが大切です。「チリも積もれば山となる」です。
ひとつひとつのインパクトはそれほど大きくなくても、積み重ねれば大きなパワーになる。それこそが「習慣」の力です。
「継続は力なり」ということわざも、まさに習慣の力を語ったものですね。
習慣を身につけるというのは、「無意識を書き換える」と言っても良いでしょう。
正しい考え方を持ち、正しい行動を習慣化し、無意識を書き換えていく・・・すると、「正しい勉強のやり方」つまり「成果が出るやり方」が、まるで息をするように実践できるようになるのです。
正しい考え方を持ち、正しい行動を習慣化し、無意識の書き換えという視点で正しい勉強方法をお伝えする。
これこそが、自習力養成講座の最大の特徴です。
単純に、テストの点が取りやすくなる裏技のような表面的なテクニックではなく、本質的・中長期的な真の実力。
それこそが、本講座で推奨する「自習力」の真価です。
次回以降、より具体的に「『自習力』の身に付け方」についてお伝えしていきます。
では、今回も「解説動画」をお届けします。
ぜひご覧ください。
また、毎度のことで恐縮ですが、感想をお聞かせください。
次回以降、より『自習力』の核心に迫っていきますので、その意味でも次回のメールを受け取らないのはモッタイナイです!
では、よろしくお願いします。
【解説動画4】
https://learning-labo.info/mmcj4/
最後までお読みくださって、ありがとうございました。
解説動画4・自習力UPマニュアル
解説動画4
「自習力UPマニュアル」の4つ目の解説動画です。
ぜひマニュアルとともにご覧ください。
感想提出フォーム
本メール講座では、感想を提出された方に次回のメール、動画等を送信いたします。
短くて構いません。一言でも構いません。ぜひ感想をお聞かせください。
自習力UPマニュアル
「自習力UPマニュアル」(PDFファイル)は、下のリンクをクリックしてダウンロードしてください。
読解力・論理的思考力を鍛える作文・小論文(意見文)の書き方をテーマとした本(電子書籍)を出版しています。
ご興味、ご関心がございましたら、ぜひこちらのページをチェックしてみてください。
特定商取引法の表記 | プライバシーポリシー
Copyright (C) 2021 ラーニング・ラボ/自習力養成講座 All Rights Reserved.