【中学英語・英文法】下線部が答えの中心となる疑問文の作り方

英語・英文法で頻出の問題のひとつに「下線部が答えの中心となる疑問文を作りなさい」という問題があります。

これまで学校や塾で英語(英文法)の学習をしてきた人であれば、1度は出会ってきているはずです。

そんな「下線部が答えの中心となる疑問文」ですが、苦手としている人も多いようです。たしかに、一見難しそうではありますが、実際にはたったの3ステップで答えの疑問文を作ることができます

英語(英文法)が苦手な人、「下線部が答えの中心となる疑問文」が上手く作れない人、ぜひ3ステップの疑問文の作り方を学んで、得意分野にしてしまいましょう。

 

「下線部が答えの中心となる疑問文」の作り方

では、さっそく「下線部が答えの中心となる疑問文」の作り方の3ステップを解説したいと思います。

「下線部が答えの中心となる疑問文」の作り方3ステップ

①下線部を「疑問詞」に変える
②「疑問詞」を文頭におく
③残り(下線部以外の部分)を疑問文の語順で続ける

これだけ聞いても「?」となってしまう人もいると思うので、例題を使って具体的に説明していきたいます。

 

【例題】次の文の下線部が答えの中心となる疑問文を作りなさい。

They play soccer after school.

下線部「soccer」が答えの中心となる疑問文をつくりましょう、という問題です。

 

では、ステップ1から順に解説していきます。

 

【ステップ1】下線部を「疑問詞」に変える

ステップ①では、下線部の語句が文の中でどんな意味・どんな役割をしているのかを見極めて「疑問詞」に置き換えます。

例題の英文をもう一度よく見てみましょう。

【例文】They play soccer after school.

下線部の「soccer」は、この文では、一般動詞「play」の目的語(「何を」を表す言葉)です。

目的語=「何を」を表す言葉と置き換えられる「疑問詞」は「what」ですね。

 

他には、例えば、時間を表す言葉であれば「when」、場所を表す言葉であれば「where」などがありますね。

 

まず最初のステップでは、下線部が文の中でどんな意味・どんな役割の語句なのかを判別して、置き換えられる「疑問詞」を見つけます。

この段階で、以下のような文になっていることになります。

 

They play what after school.

 

では、次のステップに進みます。

 

【ステップ2】「疑問詞」を文頭に置く

このステップは省略してしまっても良いくらい、ある意味で「当たり前じゃん」と思う人が多い内容だと思います。

whatなどの「疑問詞」と呼ばれる言葉は、疑問文を作る場合、通常は文頭=文の最初に置くというルールがあります。

ですから、ステップ1で下線部を「疑問詞」に変えることができたら、その「疑問詞」をすぐに文頭に書いてしまえばOKです。

その意味では、わざわざ「ステップ2」としなくても良いかな、という内容です。

先ほどの例題の英文は、この段階で下のようになっているということになります。

 

What They play after school.

 

では、最後のステップで答えとなる疑問文を完成させます。

 

【ステップ3】残りの部分を疑問文の語順で続ける

さぁ、いよいよ最終段階です。

ちなみに、ここまでの流れは難しいと感じますか?

もちろん「疑問詞」を覚えていない人、目的語などがよく分からない人からすれば少し難しく感じる部分もあるかもしれません。

しかし、ある程度英語の勉強を積み重ねてきている人からすれば、きっとそれほど難しく感じないのではないかと思います。どうでしょうか?

 

で、最後のステップにいくのですが、ここまでで英文はこんな感じになっています。

 

What They play after school.

 

ここでは、残り(黒い文字の部分)を疑問文の語順に変えます。

 

疑問文の作り方の基本ルールは覚えていますか?

ちなみに、英語には2種類の動詞があり、その動詞によって疑問文の作り方がちがいます。

自信がないという人は、まずは基本的な疑問文の作り方を学ぶ必要がありますので、先に下のページ(動画講座)をご覧ください。

 

さて、今回の英文は「play」という一般動詞をつかった文です。さらに、主語は「they」、時制は「現在」ですから、疑問文を作るのであれば、「do」と使って、次のような形(語順)になります。

 

What do they play after school?

 

大丈夫ですか?

これが例題の答えの疑問文です。

 

ひとつひとつ丁寧にみていけば、それほど難しいことはやっていないと気づけるようになるはずです。

具体的な疑問文の作り方(3つのステップ)が了解出来たら、あとは様々なタイプの英文で練習を積み重ねていきましょう。

下の【動画講座】では、3つのステップに解説に加え、いくつか「練習問題」を用意しています。さらに、ちょっと注意が必要な問題についてのワンポイントアドバイスもありますので、ぜひご覧ください。

 

【動画講座】「下線部が答えの中心となる疑問文」の作り方

※動画講座の中にパターン別の「練習問題」をいくつか用意しています。ぜひ合わせて練習してみてください。

 

 
効果的・効率的に「成果を出せる」勉強方法について知りたい方は、ぜひこちらの記事も合わせてご覧ください。タイトルに「中学生の勉強法」とありますが、小学生でも高校生でも(場合によっては大人でも)役に立つ内容になっています。

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