メール講座【第8回】
ラーニング・ラボ/自習力養成講座、講師の関口です。
今回は、大きく2つのことについてお話ししたいと思います。
1つは、「やる気」について。
もう1つは、「テストの点・成績のために勉強するのはいけないのか?」という点についてです。
まずは、「やる気」についてのお話しから。
「勉強に対して『やる気』がない」という話をよく聞きます。勉強がうまくいかない原因として「やる気」を上げる人もいます。
もちろんやる気は重要です。
やる気を出すために「ご褒美」を与えることもあるでしょう。
「テストで○○点取ったら□□買ってあげる」
などです。
「やる気」について心理学的には、「動機付け」という話があります。
動機付けには、
「外発的」と「内発的」
というものがあります。
「外発的動機付け」というのは、誰が外から与える動機付けのことです。「ご褒美」とは、まさに「外発的」動機付けです。「ほめる」とか「しかる」とか、そういったことも「外発的」動機付けになります。
何か行動をさせるためには、「外発的」動機付けが必要なことも当然あります。ニンジンをぶら下げてでも、走らせなければいけないということもきっとあるでしょう。
教育の話題となると、「子どもはほめて伸ばそう!」などと言って「ほめる」ということが注目されます。中には教育において、「ほめる」ことが最も重要なことのように語られることもあるほどです。
ただし「ご褒美」も「ほめる」も「外発的」動機付けです。
しかし、「外発的」ということは、
「自分ではない誰かや何かをきっかけ」
にしているということです。
短期的にはそれで良かったとしても、中長期的にそれで良いのでしょうか?
つまり、いつまでたっても、
「誰かに言われなければ勉強しない」
という状態で良いのでしょうか?
高校、大学、社会人となっても、
「誰かに言われなければ何もできない」
というのは望ましい状態ではないはずです。
ですから、最終的に目指すべきは、
「自分で良い行動が取れるようになること」
です。
つまり、学習においてもその他の生活においても、「内発的動機付け」が特に重要だということです。
ただし、これはどちらも、「やる気」を出すための方法です。
あくまでも「やる気」がある状態をどうやって作るかという考え方によるものです。
そうなると、ここできっと気になることが出てくるはずです。
そもそも、「ほめようが叱ろうが、やる気を出して行動してくれない子はいったいどうすれば良いのか?」と。
こうなった場合は、別の考え方をする必要があります。
「やる気」に左右される勉強ではなく、「やる気」があろうがなかろうが勉強ができる方法。
そんな逆転の発想ができるとしたら、どうでしょうか?
やる気があってもなくても関係なく、勉強ができるようになれば良いと思いませんか?
そんな方法はあり得ないと思いますか?
確かに「やる気」に左右されない方法なんて、パッと聞いただけでは信じられないですよね。
でも、ちゃんと、そういう方法があります。
自習力養成講座公式教材の詳細ページにも記載しましたが、
「やる気」に左右されずに勉強する方法
は、確かにあります。
詳しくは教材に記しているので、ぜひご覧頂きたいのですが、せっかくなのでひとつだけポイントをお話ししたいと思います。
「やる気」に左右されない勉強方法とは、「習慣」に深く関わるものです。
「習慣」とは「無意識」に行う行動です。
「無意識」に勉強ができるようになれば、「やる気」うんぬんは関係なくなりますよね!?
だから、大事なのは、
■「やる気」がある・ないということを 勉強ができる・できないの原因にしないこと
■勉強を習慣にするということ
です。
こうした「無意識の行動」や「習慣」は、お子様の将来にとって非常に重要なものです。ぜひ「無意識の行動」や「習慣」をあなたのお子様の学習の中に意識的に取り入れてみてください。
【教材詳細ページ】
では、次に、今回の2つの目のお話しです。
これまで何度も「テストの点・成績のための勉強に未来はない」という主旨の話をしてきました。
それを受けて、次のような質問を頂きました。
「先生がおっしゃることは、本当にその通りだと思いました。でも、何だかんだでやっぱり学校のテストとか入試などの勉強・成績が気になっています。それではいけないのでしょうか?」
というものです。
僕たちが、
「将来にも使える学力を!」
と、強調してお話ししているので、誤解をさせてしまったのかもしれませんね。
短期的なテストや成績、入試のための勉強を否定するつもりは全くありません。
当然、未来を切り開くためにも、目の前の勉強の成果(評価)は重要です。むしろ、今現在の最大限の努力の積み重ねが未来をつくるのだと思っています。
ただ、それらのため「だけ」の勉強には、やはり未来はないと思っています。
その根本的な考えは変わりません。
しかし、これらは両立できないことではありません。
自習力養成講座も公式教材も、それらを両立させるための、本質的な学習について解説しています。
ですから、「先々のことはよく分からない」「とりあえずテストの点や成績を上げたい」という方も、安心してご活用ください。安心して、目の前のテストや成績、入試のためにご活用ください。
ひとまず目の前の勉強のための勉強にご活用して頂いたとしても、それが同時に将来にも有効な力を習得することにもなっているはずです。
一度で二度おいしい教材となっています。
もし、今回お話ししたように、あなたも誤解されていたとしたら、申し訳ありません。僕の伝え方が良くなかったのですね。
それでしたら、僕がどうのこうの言うより、実際に「自習力」を身につけた人が
テストや成績の部分でどうなったかをお伝えした方が良いですね。
自習力養成講座の考えに基づいた方法で、テストや成績を上げた人はたくさんいます。
実際の生徒さん、保護者様から頂いた生の声が教材の詳細ページに記載していますので、ぜひ改めてご覧頂ければ幸いです。
【教材の詳細ページ】
では、今回も最後に動画をひとつお届けします。
(※動画はこの下に貼り付けてあります。)
是非ご覧ください。
感想も忘れずに送ってくださいね。
すぐに次の動画をメールで送ります。
よろしくお願いします。
今回は、以上となります。
では、また次回の講座でお会いしましょう。
プレゼント動画
塾講師のオフレコトーク(その2)
塾講師の二人がオフの日に何となくしていた会話。
居合わせた知人が「これは小中高生の親御さんに聞かせたい」とカメラを回し始めて撮ってくれた映像です。
完全に仕事モードではないので、脈絡なくダラダラと話している所もあります。 ちょっと偉そうに座ってるし。 そのあたりはご容赦ください。
でも、リラックスしているからこそ、本音がポロリ。 お子様の教育について考える上で、参考にして頂ける内容を話していると思います。
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