全教科でアクティブ・ラーニング?新しい教科書で何をどのように学ぶべきか。

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ぜひご覧ください!

全教科で主体的・対話的学び(アクティブ・ラーニング)実施へ

今年度(令和3年度)から中学校の教科書が新しくなりました。

すでに小学校でも、新学習指導要領に対応した教科書が使用されています。

新学習指導要領の目玉となるのは、何と言っても「アクティブ・ラーニング」でしょうか。実際の教科書を見ても、これまでの教科書では見られなかったような部分がいくつもあります。
この「アクティブ・ラーニング」は、日本語では「主体的・対話的で深い学び」と表記されています。

 

ここでいう「主体的・対話的で深い学び」というのは、児童の話し合いや意見発表を重視するというもので、グループ討論で答えを導き発表する授業や調べ学習などによって思考力や判断力を養うことが目的だとされています。

 

学習が「主体的・対話的」って当たり前!?

学校教育の内容が、思考力」「判断力」「表現力などをより重視するようになったのは、何もここ最近というわけではありません。

 

そもそもは「ゆとり」や「脱ゆとり」と言われる頃の学習指導要領でも「思考力・判断力・表現力」の育成は学校教育の大きな、大きな目的でした。

 

いわゆる国際化・情報化社会の進展によって、従来の「受験型」のような知識偏重、入試の合否が目的となる学習では、現代社会に十分に対応できる人材の育成が困難となってきた、という背景があると考えられます。

 

近年では人工知能(AI)の発展、普及により、これまでの「受験型」のような学習で重視されてきた能力では、もはや人間はAIに勝てません。

これまで重視されていた学力とは、ペーパーテストで測るのに最適な「情報の記憶量」「情報処理の正確さ・速さ」だからです。

 

 

そうした時代的な背景から考えれば、人間が人間としてAIなどの技術に負けない部分(思考力・判断力・想像力など)を伸ばして行こうというのは当然の流れです。

 

ですが、よく考えてみて頂きたいのですが、学習が「主体的」というのは、これもまた当然のことではないでしょうか?

 

学習指導要領がどうであれ、検定教科書の内容がどんなものだとしても、何かを学ぶというのはそもそも「主体的」な行動のはずです。

 

そうでなければあまり意味がない、と言った方が良いかもしれません。

 

「対話的」というのは、ピンとこない人もいるかもしれませんが、誰かと何かを直接「話す」ことだけが「対話」ではありませんから、その意味では、学びが「対話的」というのも当然と言えば当然のことです。

 

受験勉強・テスト勉強のようなものを学習とイメージする人は、一人で机に向かって黙々と問題集を解く姿こそが学習だと思われるかもしれません。

 

しかし、そもそも授業は先生との対話です。

先人の知恵を知る読書なども先人達との対話です。

 

クラスの中で生徒同士が議論したりするのは、大変素晴らしいことです。

 

これまで知識をいかに詰め込むか(それをテストで再現するか)が学習の重要な指標になり過ぎていたから、そうした空気の中では答えが複数存在する問題や他者との対話によって得られるものが軽視されてしまう、というのは致し方ないことなのでしょう。

 

そうした機会が学校教育の現場で確保できるようになるというのは、たいへん素晴らしいことです。

 

たとえ受験的な学習が主であっても、これまで私自身はずっと考える力、調べる力、自分の言葉で考えを表現する力を重視してきました。

私の指導の目的や理念はまさに「受験勉強を利用した『脱受験』勉強」なわけです。

 

これだけ社会や世の中は変わっているのに、たいして変化のない教育界。

とても歯がゆい思いをしてきた私にとっては、「やっときたか!」という感じです。

 

学校の先生自身が「アクティブ・ラーニング」を行っているのか!?

ただ、ここで一つ疑問があります。

はたして学校の先生は、こうした流れに対応できるのであろうか、ということです。

 

そもそも日本は長い間、学校の入学試験(入試)を軸に学歴主義、学歴社会を形成してきました。

 

その流れを超えようと「ゆとり」が登場し、そして「脱ゆとり」が打ち出されてきました。

 

長い間、「思考力・判断力・表現力」が重要だと叫ばれ、実際に「書く」作業が増えたり、単に知識を詰め込むだけではない活動も増えてきたように思います。

 

しかし、やはりテストや成績、入試というイベントは大きな、大きな力を持っています。

 

学習塾などの教育現場では、ほとんどがテスト・成績・入試の対策勉強です。

 

国際化・情報化社会やAIなども今にはじまったことではありませんが、それでも実際、個々の生徒が行っている学習(行動)は、以前とそれほど大きな変化はありません。

 

私は、一度、塾(会社)を退職して大学院で学び直しているので、学校教育の先端の情報に触れる機会がありました。そこでは学校で働く先生方との交流もありました。実際の学校教育の現場で働きながら大学院で学ぼうとする先生は、とても優秀で素晴らしい方たちばかりでした。

 

まさに、「教える人こそが一番の学び手であるべきだ」ということを直に感じました。

 

そうした「自分たちこそが一番の学び手であれ」という意識を日々学校で勤務する個々の教員が持てるのか、やはりそこには相当な疑問があります。

 

だって、先生自身が「受験型」の教育で育成されてきた人材です。

 

そこから脱して、自らが「主体的」「アクティブ」に学ぶことができていなければ、生徒たちに「主体的」「対話的」「アクティブ」な学習を教えることなんてできないでしょう。

 

だから、自分自身でやれることやりませんか?

新しい時代の流れ。

新しい教育の流れ。

時代や社会の流れにそって、学ぶべきことが変わるのは仕方のないことです。

 

教科書が変わる、授業時間が変わる、教科数が変わる、入試が変わる…。

 

そうした変化に対応しなければいけない今の、これからの子ども、保護者は大変な苦労だと思います。

 

本当にあの学校、あの先生で大丈夫?

あの先生、アクティブ・ラーニングなんてできるの?

これまでの塾に行っていて大丈夫なの?

 

さまざまな疑問、不安が渦巻いていると思います。

 

その一方で、

高校受験は、大学入試はどうなるの?

 

…と、思う方も多いのではないでしょうか?

何だかんだで、やはり子どもの将来、進路にとって重要な入試というのは、最大の関心事だと思います。

 

新しい流れがあることは確かですが、一方で、先ほどお話したように、学習はそもそも「主体的」「対話的」であるべきものです。

「主体的・対話的」に行うからこそ、成果が出るし、学んだことが活用できるのです。

 

「思考力」「判断力」「表現力」というものは、学校の授業で扱われるから、テストに出るから、という理由で大事なのではなく、そもそも社会に出て、ひとりの人間として文化的に生きていく上で、何か自分でやりたいことをやる、なりたい自分になる上で非常に重要なものです。

だから、学校の授業でやろうがやるまいが、テストに出されようが出されまいが、それを目的に学習するべきなのです。

 

…と、こんな風にお話をすると、

「大事なのはわかったけど、じゃあどうすれば良いのよ!?」

と思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

これまで20年近く教育に携わり、出会ってきた多くの生徒、保護者の方に事あるごとに同様のことをお伝えしてきました。

多くの方は、そういうリアクションをされます。

 

まぁ、当然と言えば、当然ですね。

 

そこで、1つの答えというか、考えるヒントにして頂ける内容の動画をご紹介したいと思います。

以前、私が限られた方に向けて行った保護者勉強会・シークレットセミナーの動画です。

 

これからの時代に必要な学力・勉強方法」というテーマで中学生・高校生の保護者様を対象に行ったセミナーなので、この話題にちょうど良いと思います。

 

セミナー自体は数年前に行ったものなので、それ以降、私の中で更新されている内容もあります。

私自身は、会社を辞めて大学院に入るほどの「変わり者」ですが、「教える立場の自分自身こそが一番の学び手」という意識は常に持ち続けています。

だから、若干「古い」と感じる部分もありますが、大筋は変わっていないので、きっと参考にして頂けると思います。

 

動画に関しては、誰にでも、いつでも公開しているわけではありません。限定公開としていますので、ご興味・ご関心のある方は、すぐにご覧になってください

 

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