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自ら学び、自ら考え、自分の考えを発信するために…
一般的にはあまり読まれることはないかもしれませんが、学校の勉強にはその指針として、「学習指導要領」というものがあります。
「ゆとり」か「詰め込み」かではなく、基礎的・基本的な知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成との両方が必要です
【基礎的・基本的な知識・技能の習得の重視】
● 社会の変化や科学技術の進展等に伴い子どもたちに指導することが必要な知識・技能について、しっかりと教えます
● つまずきやすい内容の確実な習得を図るための繰り返し学習を行います【思考力・判断力・表現力等の育成の重視】
● 各教科等の指導の中で、観察・実験やレポートの作成など、知識・技能を活用する学習活動を充実します
● 教科等を横断した課題解決的な学習や探究的な活動を充実します文部科学省ホームページ https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/idea/1304378.htm
また、最近ではOECD(経済協力開発機構)が実施している国際学力調査である「PISA」が話題となっています。
その大元には「DeSeCoプロジェクト」というものがあり、現在のような国際社会で生きる人にとって必須の力が「キーコンピテンシー」という形で打ち出されています。
キー・コンピテンシーは、
①社会・文化的、技術的ツールを相互作用的に活用する能力(個人と社会との相互関係)
②多様な社会グループにおける人間関係形成能力(自己と他者との相互関係)
③自律的に行動する能力(個人の自律性と主体性)この3つのキー・コンピテンシーの枠組みの中心にあるのは、個人が深く考え、行動することの必要性。
深く考えることには、目前の状況に対して特定の定式や方法を反復継続的に当てはまることができる力だけではなく、変化に対応する力、経験から学ぶ力、批判的な立場で考え、行動する力が含まれる。その背景には、「変化」、「複雑性」、「相互依存」に特徴付けられる世界への対応の必要性。具体的には、
①テクノロジーが急速かつ継続的に変化しており、これを使いこなすためには、一回習得すれば終わりというものではなく、変化への適応力が必要に。
②社会は個人間の相互依存を深めつつ、より複雑化・個別化していることから、自らとは異なる文化等をもった他者との接触が増大。
③グローバリズムは新しい形の相互依存を創出。人間の行動は、個人の属する地域や国をはるかに超える、例えば経済競争や環境問題に左右される。文部科学省ホームページ OECDにおける「キー・コンピテンシー」について
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/016/siryo/06092005/002/001.htm
このように、国際的な機関においても、また、日本国内においても、現在あるいはこれからを生きる子ども達にとって必要な力には、共通のものがあります。
「学習指導要領」のことばを借りれば、それは、
基礎・基本を確実に身に付け、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力
ということができます。
あるいは、iPhoneで有名なアップル社の創業者、スティーブ・ジョブズ氏はこれからの世代にこんなメッセージを発しています。スタンフォード大学での有名な演説の一節です。
Today I want to tell you three stories from my life. (略)
The first story is about connecting the dots.(略)
Of course it was impossible to connect the dots looking forward when I was in college. But it was very, very clear looking backwards ten years later.
Again, you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something ― your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.
【日本語訳例】
本日は自分が生きてきた経験から、3つの話をさせてください。
まずは、点と点をつなげる、ということです。
もちろん、当時は先々のために点と点をつなげる意識などありませんでした。しかし、いまふり返ると、将来役立つことを大学でしっかり学んでいたわけです。
繰り返しですが、将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。運命、カルマ…、何にせよ我々は何かを信じないとやっていけないのです。私はこのやり方で後悔したことはありません。むしろ、今になって大きな差をもたらしてくれたと思います。
【↓テキスト版はこちらでご覧になれます↓】
https://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html
一見、関係のないことをつなげる力。
一見、無意味そうなものであっても、何かにつながると信じて行動すること。
これからの時代を生きる人にとっては、とても重要な力です。
メディアにも多数出演されている脳科学者の茂木健一郎氏は次のような発言をしています。
ぜひご覧ください。
別の場でも、茂木さんは同様の主旨の話をされています。
こちらもぜひご覧ください。
残念ながら、これまでのような教科の枠やテストにしばられた勉強では、こうした力はなかなか身につきません。
でも、それはあなたが悪いわけではありません。
僕たち自身がそういう教育を受けてきたわけです。
指導者自身がそういう教育を受けてきたのです。
多くの「先生」たちも、
勉強ができている子 = 何の心配もいらない子
などと、極論すればそう思ってしまいがちなのです。
でも、だからこそ、テストや入試だけに向かう勉強に意味がないとは言わないまでも、その先で何かにつながると信じて、あるいは、つなげられるように、学び続けていかなければ、もう未来はないのです。
では、偏差値を上げる、受験で努力する意味はないのか?
かつて、入試は立身出世の装置でした。
自分の出自に関わらず、実力主義の試験をパスし、ある一定の学校を卒業したという経歴が、そのまま社会的なステータスとなりました。
もちろん今でも、学歴だけが評価される時代ではなくなったとはいえ、慶応や東大出身と言われれば、「すごい!」というリアクションになるでしょう。
有名な学校、進学実績のある学校、そこには「歴史」「伝統」という価値があります。
学歴だけが評価される時代ではなくなったとはいえ、良い学校には、それだけの価値があります。
良い関係性を築ける人にも出会えることでしょう。
しかも、その価値ある学校に入るには、あらゆる人に開かれたテストをクリアすれば良いだけなのです。
だったら、使わない手はない。
しかし、入学がゴールであれば、その価値を吸収できないまま終わってしまうこともある。
多くの大学生は入学が決まった途端に勉強をしなくなり、大学がレジャーランド化してしまっている。
それでは何の意味もない。
そもそも、入試をパスすることですら、自分で学ぶという姿勢がなければ難しいこともある。
自分で考える習慣、自分の考えを発信する術を持っていれば、テストで答えを出すレベルの勉強のほとんどは自分で解決できるものです。
もちろん自分だけの力では無理なことがある。
それでも、誰かに聞ける力があれば何の問題もないはずです。
くり返しになりますが、これらの力を身につける、「自分自身を磨く」作業こそが勉強です。
その単純だけど、多くの人が、先生ですら見逃してしまっている1点に向き合うかどうか、それだけで学習の意味は大きく変わってしまいます。
「テストのための学習」
「テストで点をとるために通う塾」
「何となくみんなに合わせてやっている勉強」
「進学実績の数字に魅了されて通っている塾」
これまでごくごく普通に行われてきた、多くの人が「良いもの」だと考えていたこれらこそ、実は「自分で学ぶこと」「自分で考える力」を削ぐことに他ならないのです。
だからこそ、あなたには、あなたのお子様には、まずは「自分でやる!」というスタイルを身につけてほしいのです。
その1点があるかどうか、それによって日々のテストだろうが、入試だろうが、多くの学習は結果をともなった、意味のあるものになります。
何より自分自身が磨かれます。
「自分で勉強する」大切さは分かった。でも、どうしたらいいの?
テストや入試が悪いのではない。
テストや入試がゴールとなっている勉強が良くないのです。
だから、「自分でやる!」「自分で勉強する」ことが重要になります。
その大切さがわかったとしても、でも、もちろんすぐには変われないかもしれない。
それはある意味で当然のことです。
だって、これまでとは違う視点で、違う次元で学習を見直そうとしているのですから。
「自分で勉強する」ことの大切さは分かった。
でも、何をどうやったらいいのだろう。
そう思っている方もいるでしょう。
さらには、やはり「学校のテストも入試もあるしね…」と思われてしまう方もいるかもしれませんね。
しかし、くり返しお話してきたように、「自分でやる」という本来価値のある勉強と学校のテストや入試で結果を出すことは、何もまったく別のものではありません。
しっかりと地続きのものです。
だから、何も心配はいりませんし、何か特別なことをする必要はないのです。
今やっている勉強を少し視点を変えて取り組んでみましょう。
今やっている勉強のゴールを少しだけ変えてみましょう。
だから、まずあなたに、あなたのお子様にやって頂きたいのは、
「よし、やってみよう!」
「何となく塾や家庭教師に頼っていたけど、自分でやってみよう!」
と、意識をもってもらうことです。
どうでしょうか?
思っていただけましたか?
すでにそう思えた、覚悟を決めて「自分でやっていこう!」
そう思えた方、
おめでとうございます!
あなたは、あなたのお子様は「自習力」を身につけるための第一歩をふみ出せました。
これまで塾や家庭教師に決して安くはない金額の月謝を払ってきたかもしれません。
もうそれも終わりになります。
もちろん、専門家の授業を受ける必要があることもあるでしょう。
しかし、これまでのように塾の言いなりになるように、やれ教材費だ、やれ施設利用費だ、やれ夏期講習だ、と、毎月の授業料以外に何やかんやと徴収されていたお金を払う必要はなくなるでしょう。
「勉強のことだから」
「少しでも学力がつけば」
そんな思いで塾に通わせている親御さんからすれば、そのためのお金なら惜しくない、とお考えかもしれません。
でも、本当に必要なのは、授業を増やすことではなく、子どもが学力を上げることです。
もちろん、それにつながることであれば何の問題もないでしょう。
現に、講師が手取り足取り密な指導をしなければならない状態のお子さんもいます。
ただし、圧倒的多数の人は、講師の指導は最低限にし、「自分でやる」部分を増やすような学習スタイルが適しているのです。
そして、それにより、くり返し述べてきたとおり、単に定期試験や入試で終わってしまわない、将来の自分自身を支えてくれる武器を手にすることができるのです。
ここまでお読み下さっている方であれば、すでにその点はご了解くださっていると思います。
その上で、
「とはいえ、やはり心配だ」
「そもそもその『最低限の指導』というのは受けておきたい」
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
そんなあなたのために「自習力養成講座」と銘打って、気軽に学んで頂けるメルマガ講座をご用意しました。
ここまでお読みくださって、ご興味・ご関心を持っていただいた方、ご共感頂ける方に限定して、「自習力」を身につけていくための講座を無料でご提供したいと思います。
ただし、あくまでも「ご興味・ご関心を持っていただいた方」「共感頂ける方」限定とさせて頂きます。
無料とはいえ、あくまで講座ですから、こちらもそれなりの労力を使って、少しでも実りある学習を進めて頂くための提案をしていきます。
興味や関心はさほどなく、共感もあまりできないという方であれば、受講して頂いてもおそらくたいした結果は出ません。
それでは、これらもやる気が削がれます。
もちろん私たちのやる気なんて知ったことではない、と思われる方もいるでしょう。
ただし、こうした方は、私たちのやる気だけでなく、他の参加者の方のやる気も削ぐような行動もされかねません。
過去に何度かこうした無料講座を開いたことがありますが、「無料だから」というその理由だけで参加された方の大半が途中で投げ出したり、あるいは、文句ばかり言い始めて、懸命に行動している方の意欲まで奪うこともありました。
それはもう悲劇どころの話ではなく、学ぶ権利の侵害と言っても過言ではないことです。
私たちも教育・学習ということを真剣に考え、少しでも良いものを提供しようと覚悟を持って日々努めています。
「自習力養成講座」も、現在の教育界には絶対に必要だと思い、公開することにしました。
はっきり言って、一つ一つのコンテンツは通常授業など有料で提供するレベルのものです。
だから「無料だから」と気軽に参加して頂くのは良いのですが、そこだけが動機となってしまうと、その先の得られるものが違いますので、それだけの方はご遠慮ください。
もちろん、これまで述べてきたことに少なからずご興味・ご関心がある方は、
「無料だし、ちょっと試してみよう」
というのは、アリですよ。
無料でさらっと学んだことを実際に実践してみて結果が出れば、こんな費用対効果の良いことはありません。
そうして頂けるレベルでご提供するつもりでいます。
参加方法などの詳細は、下のバナーをクリックして開いたページをご確認下さい。