テストの点・成績を上げるための勉強方法1【目標設定】

さて、そろそろ今年度最初の定期テストの時期かと思います。

1年の最初のテスト。

テスト範囲も比較的少ない場合も多いので、しっかり点数を取って、ぜひスタートダッシュを決めちゃいましょう!

昨年はコロナ禍で休校が続いたり、満足に授業がされていない単元もあったりで、何かと勉強に集中できなかったという人もいるかもしれません。テストや成績の結果があまり良くなかったという人は、ぜひ万全の準備をして今年度最初の試験に臨みましょう。

テストの点数を上げるというのは、ほとんどの小中高生にとって目標となることだと思います。テスト勉強をはじめる前、あるいは、前回のテストが返却されたときに、

「次は○○点とる」

とか

「次は○○点あげよう」

と目標を立てる人も多いと思います。

 

もし目標を定めずに、何となくテストが近づいているからといって勉強を始めている人がいれば、きちんと目標を定めてください。

 

なぜ目標を決めるべきなのか?

テスト勉強の前に、なぜ目標を決めると良いのでしょうか。

最もシンプルな答えは、行動変化するからです。

いや、今の状態よりも、これまでの状態よりも良い結果を出したいのであれば、行動を変化させなければいけない、といった方が正確でしょう。

 

これは、勉強でもスポーツでも仕事でもまったく同じこと。

 

これまで60点くらいが自分の平均の点数であった場合、例えば、6時間の勉強で60点を取っていたとしましょう。その場合、1時間あたり10点分の勉強ができたということになります。

もちろん、そんなにかんたんな話ではありませんが、わかりやすく単純な計算で考えてみます。今回もこれまでと同じような勉強をしていて、勉強時間も同じ程度であれば、同じような点数になるのです。

 

だから、点数を上げたいというのであれば、まずは今「どんな勉強」を「どのくらいの時間」やっているのかを見直すことが大切です。その上で、次の目標が、例えば90点であれば、30点分つまり3時間は多く勉強しなければいけないということになります。

 

単純に、これだけのことでも行動変わるわけです。

だから、どんな結果を出したいのか、その目標を具体的に決めておくのはとても大切なことなのです。

 

 

数字で具体的に目標を決めるよりも大事なこととは!?

ただし、ここで一つ注意点があります。

数字で目標を決めるのは大事なのですが、この数字というのはまた厄介で、単に数字の目標を決めても、すぐに中身のない、形だけの目標になってしまいがちなのです。

 

数字は具体で、わかりやすいのですが、大事なのは、それによって具体的に行動変えることなのです。行動を変化させることが目標を立てる本当の目的だとわかっていなければ、せっかくの目標もただの数字です。

 

行動が変わらなければ結果も変わりません!

 

学校や塾、ご家庭でも、「次のテストでは○○点とる」といった目標を立てている人がいると思いますが、目標を立てるだけでは何も変わりません。

 

くり返しますが、大事なのは行動を変えることです。

 

きちんとテストで点を取りたいなら、成績を上げたいなら、ここを間違ってはいけません。

 

テストで点をとる=目標を達成するためには・・・

特に、平均点前後をさまよっている人は、行動の「量」が足りない場合が多い傾向にあります。もう少し、あと数問やるだけで結果は全然違うのに、やり続けられない、やりきれない人は、中途半端な結果になることが多いものです。

そもそも平均点に届かない、100点中20点とか30点という人は、勉強が圧倒的に不足しているでしょう。

学校の勉強は、一部のテスト問題を除いて、基礎基本を確認する部分であれば、きちんとやり方・考え方に合わせて行動を積み重ねていけば、きちんと答えが出るようになっています

 

素直に、愚直に、やり続ける

 

勉強で成果を出すための最も確かな方法は、

成果が出るまでやる(やり続ける)

たったこれだけのことです。

 

これは勉強に限ったことではありませんけどね。

とにかく継続は力です。

 

ある程度の成果も出ていないのに、途中で勝手にやめてしまうなんてモッタイナイ。

 

もっと厳しい言い方をすれば、ただただ甘いだけ!

 

こうすれば出来るようになる、この道をいけば答えにたどり着くと言われているのに、途中で勝手に脇道にそれていったり、休憩したりしていてはゴールに着くはずがないのです。

 

もうこれは「勉強のやり方が分からない」とか「先生の教え方とか良くない」とか、そういうレベルの話ではありません。

 

まずは、「言われたことを言われた通りにやる」そして「結果が出来るまで続ける」、こんな単純なことができないというのは、ただただ甘いだけです。

 

「やる」・「やり続ける」

たったそれだけのことなのですから。

 

他の原因や理由と探すのは、とにかく行動することができてからの話です。

行動することができてない人が、「やり方」や周囲の「環境」をことを気にしても何の意味もありません。それはただただ「やらない理由」「やれない理由」を考えて、言い訳しているだけです。

 

数字を追いかけるだけでは数字はついてこない!(まとめにかえて)

さて、あなたはどうですか?
あなたのお子様はどうですか?
目的も目標もなく、ただ何となく勉強していませんか?

 

「テストがある」
「宿題を忘れると怒られる」

 

 

という理由で勉強していませんか?

 

こんなのは目的でも目標でもありませんからね。

 

どうせ勉強するのなら(勉強しなければいけないのなら)、ちゃんと自分を磨くような行動を取りましょう。3か月前よりも今、今よりも明日、明日よりも3年後、ちゃんと自分がレベルアップするような行動が取れていれば、テストの点なんて自然とついてきます。

 

数字なんてそんなものです。

 

目的を持って、目標を定めて、きちんとした行動をとるからこそ数字はついてくる

数字を追いかけるからこそ数字がついてこない

 

勉強しているのに点数が上がらない、塾に行っているのに成績が上がらないという人は、この部分を間違えているのかもしれません。

ぜひ今年度最初の試験を前に、自分の行動をふりかえり、行動を変化させてみましょう。

 

では、どんな点に注意して行動を変えるべきなのか、上で「量」の話をしましたが、当然「量」だけでは解決できないこともあります。

勉強をしているのに点数がなかなか上がらないという人は、「量」以外の面に注目する必要があります。これらについてはまた別の記事でまとめてみようと思います。

 

次回のテーマは、

テストの点を上げるための方法【勉強時間と勉強の質】

というところでしょうか。

 

お楽しみに。

 

【関連記事】

テストの点・成績を上げるための勉強方法2【勉強の量と質】


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